読書について
先日の日記に書いたうち, S.E.シュリーヴ著「ファイナンスのための確率解析II」を読み進めました. 具体的には, 第5章の本文と演習, そして第6章の本文を読み進めました. 第6章はいわゆるファインマン・カッツの公式が紹介されており, 数学的にもとても面白いです. 今月中にこの本は読みおえ, 次はC.Bishop著「PATTERN RECOGNITION AND MACHINE LEARNING」とその演習を読みつつシュリーヴの演習をTeXにまとめようかなと思っています.
趣味について
先日の日記以降, 懸垂などの運動はほとんど毎日行いました. 今日は少し重めのトレーニングも行いました. また一昨日には同期たちと久しぶりに大文字山に登りました.
登った目的のひとつに大文字でリンドウ(青い花です)を見つけることだったのですが, 残念ながら今回も見つけることができませんでした……. リンドウは昔は大文字でよく見られた花のようですが, 今は京都府レッドデータブックのリンドウの項目にもあるように京都での分布は減少しているようです. 私が大文字でリンドウを見たのはもう2年も前で, しかもその一度きり, 一株しかその花を見ていません. この時期は府立植物園でリンドウが咲いています(先日出向いた際に開花しているのを確認しました). 大文字のリンドウについては, 私が探している箇所が違うか, はたまた消えてしまったのかはわかりません. 「京都 リンドウ」等で検索すれば数年前に大文字でリンドウを撮影されている方の個人ブログがそれなりの数見つかると思います. またこの時期はリンドウだけではなく, 大の字の付近でセンブリやアキノキリンソウといった山野で見かける花々も見られます.
そういえば花では有りませんが, 私は以前にミゾゴイという珍しい鳥を大文字山で撮影したことがあります. 京都府レッドデータブックのミゾゴイの項目にあるように絶滅危惧種に指定されており, 府内での目撃例はまばらのようです. 一応記載されている課にミゾゴイと思しき写真を添付して連絡したところ, 課から専門家にお聞きくださったようで, 私の写真に映っている鳥がミゾゴイの幼鳥であることをお教えくださいました(ありがとうございます). ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが, この鳥は以前, 新宿にかつて現れて話題となりました: 当該ニュースのリンク. 京都に移住してからというもの, このように豊かな自然が街のすぐそばで保たれている(といっても緩やかに滅んでいるように思いますが)ことに本当に驚いています. 私の地元はド田舎ですが, そのせいで(?)自然はありふれたものという思い込みが強く, 外見は森だらけでもその内部がゴルフ場で, 衛生写真を見るとそれらはミミズがのたくったような跡に見え, 流出する残留農薬が自然に影響を及ぼしているであろうことは知る由もありません.
今日の日記は以上です.