読書について
S.E.シュリーヴ著「ファイナンスのための確率解析II」を演習も含めて読み終えました. これからは少しずつTeXにする作業を行いたいと思います. また最近の読書として, 最近購入した漫画をご紹介します.
1. つるまいかだ著「メダリスト(4)」
2. 志村貴子著「ビューティフル・エブリデイ(3)」
3. 大沢やよい著「2DK、Gペン、アフタータイム。大沢やよい短編集」
4. アキリ著「ヴァンピアーズ(6)」
5. 博著「明日ちゃんのセーラー服(9)」
この中ではメダリストが万人にお薦めできる面白い作品だと思います. フィギュアスケートの漫画といえばバレエがなぜか連想され, Cuvie先生の作品が思い浮かびました. 志村貴子先生のビューティフル・エブリデイもこの3巻が最終巻なので簡単に揃えることができますし, 締めくくり方がとても良かったのでお薦めです.
趣味について
箇条書きにします.
・今話題のイカゲームことスプラトゥーンですが(?), ロングブラスターがだいぶ上達しました. とは言ってもまだXになってはいないのですが……単純にステージの相性, ルールの相性があるとは思いました. 私がルールを理解しきれていないというのはあります. でも直撃の精度, 対面の勝率は間違いなく上がっています! 後は試行回数を増やします.
・Numeraiの話を以前にしたのですが, Kaggleでも同じようなコンペティションがはじまったようです: コンペのURL こちらはなかなか規模が大きいですね!
・数学の話で恐縮ですが(趣味), 「素数と結び目」の類似があるのならば, 正則素数の結び目における類似は何になるべきでしょうか? そしてそのような対象が存在するならば, それが無限に存在することは証明できるのでしょうか? 正則素数は, 「Spec(Z)\{p}の(エタール)基本群のpro-p完備化が自由であるような素数p」として特徴づけることができます. Spec(Z)をR^3のように思うのでしょう(私は結目側の事情については全く知りません), その場合は「正則」な結び目は補空間の基本群の言葉で特徴づけられると期待しています. 一方で, 素数pに対するpro-p完備化のような特別な特性商に降りる操作が結び目に対しても考えられるべきはずですが, 私はその候補が思い浮かびません.
このようなことを考えるきっかけは, 結び目に対する正則性が定義されれば, その無限性を示すのは(数論よりは)簡単になるのではないか, あるいは別の幾何の予想と関係したりするのではないかと期待しているからです. あるいはそのような他の予想との関連があれば, それを数論に逆輸入しようというアイデアも生まれ得るのではないかと思います. (一番大きなモチベーションは正則素数の無限性です) 後は岩澤理論の非可換化の一側面として, 「Deligne-Ihara予想の結び目版」とも考えられるかもしれませんね(CRパチンコ夢物語). どうやら岩澤理論の幾何版はあるようですし.
備忘録
・最近は少しずつ忙しくなってきました. 自分の論文を読み返すというのは過去の己の不出来・至らなさを痛感するイベントなのですが, 一方で成果が他人に承認され, 承認欲が存分に満たされる機会でもあります. 承認される際に己の不出来を見破られずに安心した, という自意識を持ってしまう, これはどうやらインポスター(詐欺師)症候群と呼ばれているようです.
今日の日記は以上です.