バレンタイン当日に行われるファッションショーのオファーを貰った星宮いちご, 霧矢あおい, 紫吹蘭, 有栖川おとめの4人. その内容はデートコーデで女の子の恋を応援するというものであり, チョコを渡したことのなく, 恋の経験もない4人はまずバレンタインチョコを作ることで恋する女の子の気持ちを知ろうと計画する. 一方, いちごの弟のらいちは, 敬愛するあおいがチョコを作ると知って居ても立っても居られず, 女装して女子高であるスターライト学園に潜り込み, 姉になかなか会えず寂しかったと涙を見せる迫真の演技でジョニーを篭絡していちごのクラスで授業を一緒に受けることに. らいちはアイドルが陰でたくさん努力していることに感動した後, ついにいちごたちのチョコレート作りを手伝うことになった. あおいのチョコレートが4人分あったことから, いちごとおとめと蘭の他に自分まであおいからチョコレートを貰えるのではないかと期待したらいちだったが, あおいの父親の分と告げられ失意のうちに帰宅する. 元気のないらいちだったが, 4人のファッションショーを見てあおいの凄さを再認識して元気を取り戻し, ショーを終えたあおいからも手作りのチョコを貰えたことであおいに一生ついて行くと決意するのだった.
今回は悪いオタクとして楽しむ回だという事が早々に察知されたので, 以下はそのような感想です.
いちご「あおい, 上脱いで」――. こういう展開があるとは, 告げられたあおい同様に私も驚きましたが, しかし直ぐにあおいが下も脱いでいて更に驚きました……. 女子高で, しかも寮生活ともなればこのようなはしゃぎ方はシーンにないだけでもっと当たり前のようにあるのかもしれませんね(あるのですか? 思い返してみると少なくとも男子校にはこのような雰囲気がありました). 蘭があのスカートの丈で足を組んでいると何も知らない私のような視聴者は驚きますが, それも同様の理由というか, 他人の目線を気にしなくても良いということなのでしょう. 特に蘭はモデルとして活躍しているので普段から他人から見られることを意識しているはずで, その蘭ですらあのように砕けた姿勢がとれるアットホームなよい学園なのですね(本当にありがとうございました).
「僕, (チョコ作りの)お手伝いしにいっちゃおっかな~」とらいちが発言した瞬間にらいちが女装して学園に潜入することにアメリカ合衆国の国家予算を賭けたので賭けに勝てて良かったです. 国家予算をベットしてからみるみるうちに女装フラグが立てられて即座に回収されたのでついつい気持ちよくなってしまいました. 如何に声変りがまだだったり, その他にも性差のまだ小さい年齢とはいえ, いちごのお古に身を包んだだけで男の子だとばれないなんて, まるでアニメの世界ですね! 涼川にもらいちがいちごの弟または妹であることはばれたようですが, 弟であることが見抜かれた様子はありませんでした. 色合いと言い背丈と言い, 女装したらいちは全体的にブラックジャックのピノコに似ていますね. ピノコも頭にリボンをしていますし(ピノコは4箇所ですが……), ところでらいちのリボンは淡い桃色ですが, あれはいちごのお下がりだから色が薄れているということでしょうか? 今のいちごのリボンは真っ赤ですから, もしかするとらいちが着用しているりぼんはもともとは真っ赤で, 子供の頃のいちごが身に着けていたもの……と想像しました.
らいちが女装をしてアイドル活動をする回が在ると予想します. 無いなら在らしめます(創造主になる覚悟).
(ファッションショーについて) え, このダンスミュージックは何ですか? めっちゃ好きです. 「Growing for a dream」という曲名でした. 非常に古い話で恐縮ですが, お笑い芸人の長洲小力の(いや, 長洲小力の曲ではないと思いますが)「Night of Fire」というダンスミュージックを思い出しました. ああいう音楽をユーロビートを呼ぶのだと認識していますが, このGrowing for a dreamも導入がそのような曲調で良いですね! 私のなかではユーロビートというのは頭文字Dで, 私の父が頭文字Dが好きでよくそのユーロビートをかけながらドライブに連れて行ってくれたのでその記憶までもが想起されました. しかもこのGrowing for a dream, 歌詞もけっこう胸の内まで響くものがあり, ちゃんとショーの趣旨通りに恋を応援するような歌詞になっています! 良い~! そして今更気付いたのですが, もしかしてファッションショーだと振付もランウェイを歩くシーンが多めになっているのでしょうか……? そうだとしたら細かいですね!
今話は今までになく「そういう楽しみ方をする」回だったので珍しいなと思いました. 全体的にそうだったのですが, 例えばあおいがいちごの作った苺を模したチョコレートに「私を食べてって感じね」と反応するのは今までにないあおいの悪いオタクの感想が漏れ出ていると感じて, 今までにないものだったので反応が深夜アニメの幼馴染のちゃちゃ過ぎると驚きました. ということで, エンドロールで脚本の方を確認したら綾奈ゆにこさんでした. 綾奈ゆにこさんと言えば, もう5年以上前(7~8年くらい前でしょうか?)に百合に関するエッセーを連載されていたのを覚えています. 私はそのエッセーが「ちいさい百合みぃつけた」と題した単行本となって直ぐに購入したので懐かしい気持ちになりました. 今は主にバンドリでご活躍されているようですね. 今から5~7,8年前は私が特に百合に傾倒していた時期で, 百合姫以外にもつぼみやひらり, メバエなどたくさんの百合漫画誌が刊行されていました. 今も実家に大量のそれらが母に整頓され綺麗に残っています……1. Wikipediaで確認したところ綾奈ゆにこさんが脚本を書かれた回は少ないですがこれからもあるようで(前回はサインの回が綾奈ゆにこさん脚本回だったそうです, 気付きませんでした), 確かに今の頻度でそういう楽しみ方をする回があると感想を書いていても気分転換になってこれはこれで楽しいです! 脚本を担当される方々に注目すると各話の傾向が掴めたりするのかもしれませんね.
19話以降も楽しみです. 次回は視聴前から容姿は知っている, 有名な吸血鬼キャラの登場回!
・おとめが「ラブユー」と同じトーンでバレンタインチョコを渡したことが「ないです」っていうの面白いですね.
・(勉強欄) カードはトップス・ボトムス・シューズがあり, それぞれのタイプ(キュート・クール・セクシー, etc)を揃えることが大事だが, わざとタイプを崩して組み合わせて良いコーデを作ることで「グッドコーデ」となり, その時にしか出せないコーデがある. というか失敗例のいちごちゃん, 肌を出し過ぎているのでは……(こういうのってメイン視聴者層の親御さんに苦情を言われたりしないのでしょうか, だって腰の描写!)
・……と思ったら, より大胆な(上記)展開になりました.
・柴田七海, あおいの横でどや顔. 七海-らいち, あるか……? あるのか…………? …………あります! らいちが授業中にあおいのほうを向いてくれるおかげで七海が映るシーンが増える, らいちグッジョブ.
・いちご, チョコを作って恋する気持ちを理解しようと言っていた割には, 作ったチョコは自分で食べようと思っていたのですか…….
.あおいにチョコを貰える父親, 人生が最高過ぎません?
・蘭のアイラブユー, 人生が最高過ぎません?
・やはり蘭は同性からも人気が高く, ショー終わりにたくさんの出待ちの生徒からチョコレートを貰っていましたね(ちゃんとファンの皆さんも蘭の好みを抑えていて甘さは控えめ).
・ほのか, 冷静な表情を崩さず美月からのチョコを口にしていて格好いいです. ちょっとくらいにやけても…….
・学園長がジョニーにチョコを渡す際のドヤ顔, ラブユーですね……こんな一面があるとは……. というか今週のアイカツ格言でこの2人が何やら良い雰囲気になっていて, いったい私たちは何を見せさせられているんだ……? という気分になりました. 学園長はご結婚はされていらっしゃるのでしょうか?
私は志村貴子作品の大ファンなので, 百合に分類される漫画のなかでは「青い花」をお勧めします. とにかく読んでください. 今も志村先生は女性同士の恋愛を描いた「おとなになっても」という業の深い漫画を書かれていらっしゃり, こちらもおすすめです. とにかく読んでください. ↩︎