毎日アイカツ!「第31話 母の日はアイドル!」

(記事作成日時:2021-06-05 20:25:03 +0900 JST)

概要

母の日近づく5月初旬, 次のオーディションは「懐メロガールライブオーディション」に決まり, その課題曲がマスカレードの「Wake up my music」であることが発表される. 星宮いちご, 霧矢あおい, 紫吹蘭, 有栖川おとめ, 藤堂ユリカ, 北大路さくらの6人は懐メロに合わせて昔ながらの方法で基礎練習を積む. マスカレードがペアであることからオーディションもペアで行われるため, 6人は公正にグーチョキパーでペアに分かれることにし, 結果いちごはあおいと組むことに. そして母の日を迎え, いちごは帰省して弟のらいちと日頃の感謝を込めて家の掃除や洗濯など家事を行う. 一方の母りんごはきんぴらごぼうを仕込んでおり, いちごも手伝うためかレシピの分量を尋ねる. するとりんごは分量は適当であり, アイドルが振付を体で覚えるのと同じように分量を覚えていると答え, いちごが何か悩んでいることを看破する. いちごがWake up my musicが上手く歌えないことを打ち明けると, りんごはいちごをいちごのアイドルとしての原点である公園のステージへと連れ出す. りんごも子供の頃からこのステージで歌っており, このステージで夫の太一に出会ったという. いちごはりんごとおしゃもじをマイクに見立ててステージでWake up my musicを歌い, 何故かりんごが持っていたスターライトティアラのカードを受け取る. 悩みから吹っ切れたいちごはあおいとオーディションに望んで無事に合格し, オーディションを見に来ていたりんごと抱擁を交わすのだった.


感想

母の日回でした.

もしりんごが最初からいちごに自分の正体を明かしていたら, きっといちごはアイドルになろうと思ったはずです. これは第1話でいちごが将来の夢を聞かれてお弁当屋で母のお手伝いをしたいと言ったことからも推測されます. しかしりんごは第1話でも言っていたようにいちごには自分の夢を見つけてほしいと願っていました. しかしその夢がまさかかつての自分と同じアイドルであるとは, 血は争えないものですね. 美月はマスカレードに憧れ, りんごは美月に憧れ, と思いは継がれゆきますが, マスカレードの2人はなぜアイドルになろうと思ったのでしょうか……?

いちごのアイドル活動の原点である公園でりんごと同じステージに立ちWake up my musicを歌い, りんごからアイカツカードを受け取ったところでいちごがりんごの正体に気づいたことを示唆させる沈黙があったのではないかと思いますが, どうでしょうか……? 母親の振り付けが完璧であることからも正体が分かりそうなものですが……と思ったところで, 国民的アイドルの人気曲の振り付けはファンなら誰が踊れてもおかしくないことに気付きました(現実でも中高生の頃にそういう現象があったような気がします). そう考えるといちごが気付くのはまだ時間が掛かると考えたほうが良さそうです.

太一(いちご父)とりんごが初めてあったシーンでは太一は今と全く変わっていないように見えました. 私は勝手に太一, りんごそして学園長は幼馴染だと予想していましたが, おそらくりんごと学園長が知り合ってマスカレードが結成され, そのあとにりんごと太一が知り合ったのですね. また当時の容姿から何となく太一のほうがりんごより年上なのかなと思いました. 2人の馴れ初めの際, りんごは何かについて悩んでいていたといちごに話していましたが, もしかするとマスカレードを解散するか悩んでいたのではないでしょうか? 解散が円満なものであったことは, りんごと学園長の今も続いている友情から分かりますが, その理由については今後明らかになるのでしょうか.

学園長がオーディションでいちごの着けている「スターライトティアラ」に気づく描写がありました. 天羽もスターライトティアラを見たのは十数年ぶりと言っていました. ティアラはマスカレード時代のりんごが愛用していたもので間違いなさそうです. ところで, 天羽の言っていることが正しければマスカレードが解散して数年のうちにいちごが生まれたことになりますね. りんごや学園長はお幾つなのでしょうか(極大失礼).

そしてWake up my musicの歌詞がかなり攻めている印象を受けました. 悪いオタクならば学園長が独身らしいのはそういうことだという憶測をしてしまうような歌詞です(悪い妄想). 学園長はジョニーと良い感じ(本当に下品な表現で恐縮です)であることを示唆させる描写が何度かあったので必ずしもそういうことではないと思いますが, 果たして…….

32話以降も楽しみです.


その他(箇条書き)

・ユリカのボケ(?)が真に受けられて流されると共感性羞恥が発動しかけます.

・北大路劇場, もしかして普段は長いのがデフォルトなのでしょうか?

・七海が久しぶりにけっこう映った気がしますね!

・コンダラを引くトレーニングって今の運動部はしないですよね, 昔はしたのでしょうか(原典の巨人の星の「重いコンダラ」しか知りません). ……と思っていたら, あおいが「重いコンダラ」と言いましたね! 次のトレーニングは「スーパーモデル養成ギプス」ということで, 元ネタはやはり巨人の星の大リーグボール養成ギブスですね.

・蘭とユリカがペア! 蘭とユリカがペア! (テンションが上がって言葉を反復する子供)

・ユリカが両手で傘を持ったままの全力疾走で足の早い蘭から逃げているの結構すごくないですか?

・先生の「2mの崖を飛び越えるためには1.99mの跳躍では落ちてしまう」から結果の伴わない努力には意味がないという主張は同時に「2mの崖を飛び越えるには2.0001m飛べば良い」から努力は結果を達成する最低限だけで十分ということを含意しそうです. だから何だということはありませんが, 全力を出さなくてもできることはやらなくてもいいとすら思うことがある私とは違うなと思いました(これはもちろん欠点です).

・なぜ母の日にあおいの写真を撮るのだろうと思っていたら, 帰省するのでらいちにあげるための写真を撮っていたのですね!

・Wake up my musicをカラオケで歌ったりしたかと聞くいちごに「よく歌ったわ」と答える母りんご…….

・ツインテールのロリいちご(SO GOOD)

・母親としては娘と同じステージでWake up my musicを歌えて母親冥利につきますね!

・学園長とりんごの関係, めっちゃ良いですね. 異なる道を進んでも連絡を取り合う友人は余人を持って代えがたい…….


アイカツ