毎日アイカツ!「第39話 それゆけ、ソレイユ!」

(記事作成日時:2021-06-20 23:39:36 +0900 JST)

概要

握手会を大盛況のうちに終えたソレイユの星宮いちご. 霧矢あおい, 紫吹蘭. 握手会の後, 3人は担任のジョニー別府にいちごが幼い頃に通っていた公園の野外劇場へと連れて行かれる. 3人はそこで, スターライト学園の織姫学園長から夕方までにこの劇場の客席を満員にしてライブを行うように指示される. SNSやテレビを用いた告知等は一切禁止という厳しい制約も付け加えられ, 3人は自分たちの足で客を稼ぐことになった. さっそく3人はステージに立って公園に居る人々にライブの告知をするも, ソレイユを知らない人が多いこともあってか, ファンだけが集まる握手会とは違って拍手も疎らで困惑してしまう. いちごはもっとたくさんの人にソレイユを知ってもらおうと街中を駆け回ってライブを告知する. 更にいちごの実家のお弁当屋の客を通じて人づてに告知を行い, 配送センター, 果ては警察署にまで出向いてソレイユはライブの宣伝を行う. そうしているうちにいつの間にかソレイユを先頭としてライブの行われる野外劇場に向かう人々が列をなし, その行列を見た人々や鳥や猫までもが列に加わって参加者は増え続ける. 残念ながら劇場の席は1つだけ空いてしまったが, ジョニーもソレイユの3人の熱意に押される形で満員ではないもののライブを行うことを許可する. ライブは空いていた1席はもちろん埋まって立ち見もたくさん出るほどの盛況となり, そのご褒美として織姫学園長はソレイユとTristarが合同でサマーツアーを行うことを発表したのだった.


感想

ソレイユが街中を駆け回る話でした. More Than Trueのナオ(その正体は果たして……?)がストリートで野外ライブを行っていましたが, 野外ライブではふだんライブに行かないような人たちがファンになってくれるかもしれないのですね. 私もふだんはライブに行ったり進んで音楽を聞くような人ではないので, 駅前で野外ライブをしている方を見つけると歩みは止めずともついつい聴いてしまいます.

野外劇場の客席を満員にするための方法は幾つかありそうでした. 例えばあおいであれば, 自分たちのファンの大部分である中高生に狙いを絞り学校を訪問して回るというような方法を思いつきそうだなと思いました. 中高生はSNSを使い慣れているので, 口コミでライブのことも直ぐに広がったのではないかと思います.

しかしソレイユのリーダーであるいちごはそうではなく, 街中を駆け回って手当たり次第に声をかけることを選択しました. この直球さ, いちごらしい! こうすることで, 結果的にはソレイユのことを知らないたくさんの老人や小さな子供を持つ大人たちにまでソレイユのことを知ってもらえたようです. 途中はもう選挙演説のようになっていたり, 配送センターの作業ラインに正座したまま流れてきたり, あおいがいけない刑事の衣装をまとって警察を訪問したりと破天荒な告知をしたおかげか, 最後にはハーメルンの笛吹き男も驚愕の猫も鳥も引き連れた大行列が形成されていました. 知り合いの知り合いには想像もできないような人がいるものですね. 知り合いの知り合いがアルカイダの官僚もいようものです(いつの話?). こういうところで思いがけない繋がりができたりする, というのはSNSで告知してばかりでは起き得ないことですよね. この野外ライブがもしかしたら誰かの人生を変えたのかもしれないと考えると素敵です.

さて, 文字通り老若男女を巻き込んだライブは大成功に終わって, Tristarとの合同サマーツアーも発表され, 次回からの展開がますます楽しみになってきましたね. ところでサマーツアーにぽわぽわプリリンは参加しないのでしょうか……? ぽわぽわプリリンはしおんの新たな一面を垣間見れるとても良いユニットだと感じています. 一方でぽわぽわプリリンは結成されたことが公式に告知されていない, 自主的に結成されたユニットでるようなので, まだ一般人に周知されてはいないのかもしれません.

更にあけすけに言えば, しおんの3Dモデルがないのではないかという予感がしています……. 従ってぽわぽわプリリンがサマーツアーに参加してもしおんは何らかの理由で参加しないでしょうね. そしてそのことはdアニメの次回以降のサムネイルから分かってしまいました(大泣き). ネタバレを極力避けるためにアイカツの情報を検索することは注意して避けているのですが, 次回以降のサムネイルはどうしようもないですね.

40話以降も楽しみです!


その他(箇条書き)

・汗をかいたかえでに抱きしめられるユリカに感じるところがあります. 蘭とユリカは似た者同士としてお互いを深く理解し合う良さが, かえでとユリカは相反する者としてお互いの隠れた魅力を見抜く良さがあります. 一方で似た者同士は共感のあまり同化を進めすぎて異なることに気づけなかったり, 相反する者同士は同じ考えであってほしいときにすれ違ったりして, しかしそれも良さの範疇ですね.

・蘭がソレイユに入ってほんとうに良かった…….

・これは前から思っていましたが、けっこう学園長ってスパルタですよね? 学園長のおかげでアイドルの世界が厳しいものであるということを忘れずにいるような気がします(序盤は美月や蘭が事あるごとにいちごにアイドルの世界の厳しさを教えていましたが,いちごの人気が高まってからはそういうことに余り言及されなくなりましたね).

・ライオンの着ぐるみをきた学園長, 面白い. (なんで関西弁?)

・しおんの羞恥心がおとめとさくらによって剥ぎ取られてゆく……!


アイカツ